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乳がんのセルフチェック

乳がんの約半数はご自身で
見つけることができます

乳がんの約半数はご自身で見つけることができます乳がんのしこりは、2cm以上になってから偶然発見されるケースが多いのですが、セルフチェックを定期的に行うと、1cm程度のしこりでも発見できるようになります。
セルフチェックをすることで乳房の変化に敏感になり、乳がんを早く見つけて早期治療へ繋げやすくなります。これは、今後の生活の質にも大きく関わりますので、セルフチェックは定期的に行うよう習慣付けましょう。

こんな人は特に
注意が必要です

  • ご家族の中に乳がんにかかった方がいる(母親や姉妹など)
  • 出産や授乳の回数・期間が少ない、または初めて出産した年齢が遅い
  • 生理が始まった年齢が若い、または閉経した年齢が遅い(生理が続く期間が長い)

セルフチェックシート

乳がんのセルフチェックは、下記のポイントに注意して行いましょう。

  • 乳房の形や大きさに変化がないか
  • 乳房にしこりがないか
  • 乳房の皮膚にひきつがないか
  • 乳房にえくぼのような凹みがないか
  • 乳房の皮膚にただれがないか
  • 乳頭から血や分泌液が出ていないか

乳がんセルフチェック
の方法

見た目に異変は
ありませんか?

鏡の前で乳房の見た目を確認します。手を頭の後ろに組んで、乳房の色や形に変化がないかをチェックしてください。

触ってしこりは
ありませんか?

4本の指を使って「の」の字になぞるように、指先で軽くなでてください。

つまんで分泌物は
出ませんか?

乳頭を優しくつまんで、分泌物が出るかどうかをチェックしましょう。

寝た状態でしこりは
ありませんか?

仰向けになって、背中の下に枕やタオルを入れてから、乳房を触ってしこりがないかを確認します。

乳がんセルフチェックは
月に1度行いましょう

乳がんは、ご自身で触ることで気付くことができるがんの1つです。理由は、乳房の皮膚から近いところにできるからです。
乳がんを早く見つけるためには、毎月1回セルフチェックをすることが大切とされています。生理がある方は、生理前は乳房が張りやすい時期ですので、生理が始まって数日後にセルフチェックを行うことをお勧めします。
閉経を迎えた方は、毎月決めた日にセルフチェックをしてみましょう。

よくあるご質問

ひきつれとは何ですか?

「ひきつれ」とは、腫瘍が皮膚を引っ張って凹凸ができる現象です。英語では「dimplingsign」と言います。ひきつれの中心にしこりがなければ、乳がんの可能性は低いと考えられます。

しこりの感触がわからないのですが…

一般的には乳がんのしこりは、硬くてゴツゴツした感じがします。一方、良性のしこりを触ってみると、柔らかくて中でコロコロと動いているのが確認できます。
加えて乳がんのしこりは、周りの組織とくっついているため、動きにくいしこりができるという特徴があります。

乳がんのしこりがよくできる場所はどこですか?

乳がんのしこりは、乳房のどこにでもできます。中でもよく見られるのは、(乳頭を真ん中に置いたとした時)上の外側にできる乳がんです。この乳がんは、乳がん患者のおよそ50%の方に見られるとされています。
セルフチェックをする際は、乳房全体をまんべんなくチェックしてください。

セルフチェック時の強さはどれくらいですか?

セルフチェックをする際は、指の腹で乳房を触りましょう。触る力ですが、肋骨がわずかに感じられるくらいの力で触れるのが適切です。指に「何か当たった」と感じましたら、その部分を丁寧に調べて、しこりがないか確かめましょう。